はじめに

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韓国では、二重まぶたのラインは「小さな変化で顔全体の印象が変わる」とよく言われます。目元が開いて見え、目の輪郭がはっきりし、顔が明るくすっきりとした印象になります。Hugo 美容外科には毎週、国内外を問わず、多くの方が二重まぶた手術で切開法非切開法(埋没法)のどちらを選ぶべきかを相談にいらっしゃいます。

実のところ、答えは単に「どちらが良いか」ではありません。大切なのは、あなたのまぶたの厚みや皮膚の性質などの解剖学的特徴、回復力、そして長期的なご希望に合う方法を選ぶことです。ここでは、実際の手術経験に基づき、分かりやすく実用的に両方のアプローチを解説します。

二重まぶた手術(重瞼術)とは?

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二重まぶた手術、つまり 眼瞼形成術 は、上まぶたにくっきりとした折り目(ライン)をつくる手術です。もともとその折り目がある方もいれば、まぶたの皮膚がかぶさって折り目が見えず、一重まぶたになる方もいます。

韓国では、この手術は美の感性を語る一種の文化的な「言語」のような存在になっています。世界的に人気のあるK-POPや韓国ドラマのスターの影響もあり、「明るく自然な目元」はアジアをはるかに超えて認知される美の基準になりました。ただし、よくあるステレオタイプとは違い、民族性を消すことが目的ではなく、あくまで洗練させることが目的です。

多くの方が望むのは、自分らしさを変えるのではなく、引き立てるための二重のラインです。目指すのはバランス。顔立ちや表情、そしてその人の雰囲気に合った目元の形です。Hugo 美容外科では、まぶたを精密な時計の機構になぞらえて考えています。ほんのわずかな調整で全体の調和を高め、全体を損なうことなく仕上げます。

切開しない埋没法:糸で仕上げる、さりげない二重形成

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切開しない、いわゆる 埋没法(糸による二重術) は、上まぶたの皮膚から内部の組織に細い糸を通して、二重のライン(重瞼線)を作る方法です。メスは使わず、皮膚の切除も行いません。

どんな方に向いているか

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  • 皮膚の弾力が保たれている若い方

  • まぶたの脂肪やたるみが強くない方

  • ダウンタイムを最小限にし、将来やり直し可能な方法を望む方

  • とても自然で控えめな仕上がりを希望する方

メリット

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  • 腫れが少なく回復が早い(多くは1週間未満で職場復帰)

  • 外から見える傷跡がほとんど残らない

  • 丁寧に行えば、自然でさりげない仕上がり

  • 将来ラインを変えたい場合、修正や元に戻す選択肢がある

注意点・限界

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  • まぶたが重い場合や、加齢で皮膚がゆるむと、ラインが緩んだり薄くなることがある

  • 脂肪が多い、まぶたが厚い、左右差が大きい方には最適ではない

  • 持続性は、手術の技術と患者さまのまぶたの解剖学的な特徴に大きく左右される

この方法は、軽くしなやかな生地に繊細なリボンを結ぶようなイメージです。適した方に行うと、仕上がりはとても自然で、親しい人でも手術と気づかず「なんだか疲れが取れて見える」と感じることがあります。

医師の視点では、何よりも精密さが重要です。糸は深さと張力(テンション)を正確に調整して留める必要があります。緩すぎるとラインは薄れ、強すぎると不自然に見えることがあります。

切開法:構造から整える、長く続く精密な仕上がり

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眼瞼形成術(二重まぶた手術)

切開法はより包括的な方法です。まぶたのラインに沿って小さく切開を加え、二重のラインを作る前に余分な皮膚・脂肪・筋肉を取り除きます。

このような方に向いています

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  • まぶたの皮膚や組織が厚い方、脂肪が多い方

  • 上まぶたのたるみ(眼瞼下垂)や左右差が気になる方

  • 長期的で安定した結果を望む方

  • 30歳以上で、皮膚のゆるみが気になり始めた方

メリット

benefits
  • 長持ちし、多くの場合は半永久的な二重ライン

  • 視界を妨げる上まぶたのたるみなど、機能面の問題も改善できる

  • 医師が左右差やまぶたの輪郭を細かく調整しやすい

  • 眼瞼下垂の修正や皮膚の引き締めと組み合わせて、総合的な若返りが可能

デメリット・留意点

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  • ダウンタイムが長め(腫れは2~3週間、完成までは数か月)

  • 術者の技量によっては、わずかに傷跡が目立つリスクがある

  • 侵襲性が高く、若年の方にはハードルが高く感じられることがある

埋没法がリボンを結ぶイメージだとすれば、切開法は洋服を仕立てるようなもの。形を整え、細部まで調整できるため、美しい仕上がりが長く続きます。

手術の観点からも、切開法なら糸による方法では対応できない構造的な問題──脂肪の偏り、過剰な筋肉量、著しいまぶたの下垂など──を改善できます。見た目の改善と機能面の向上の両方を望む方に選ばれることが多い方法です。

選び方:外科医の視点

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患者さまからよくいただくご質問は: 「自分にはどの方法が合っていますか?」 実際には、答えはまぶたの構造(解剖学的な特徴)と、ライフスタイルの優先順位によって決まります。

  • 20代前半で皮膚が薄く、余分な組織が少ない方は、切らない埋没法で、生活への影響を最小限にしながら希望の二重ラインを作れることが多いです。

  • 30代以降の方、またはまぶたの腫れぼったさ・たるみ・左右差がある方には、切開法のほうが安定したオーダーメイドの仕上がりになりやすいです。

  • 元に戻せることを重視する方、あるいは手術が初めての方には、埋没法の柔軟性が適しています。

  • 一度でしっかり終わらせ、二重ラインが薄くなる(取れてしまう)リスクを最小限にしたい場合は、通常は切開法をおすすめします。

そして、ときには複数の技術を組み合わせることで、より良い結果が得られることもあります。たとえば、部分切開に糸の補強を加えるなど——こうした細やかな判断は、経験豊富な外科医の目があってこそ可能です。

Hugo 美容外科の楊成赫(ヤン・ソンヒョク)医師は、患者さまによくこうお伝えします: 「まぶたは皮膚だけではなく、層が重なってできています。適切な方法を選ぶということは、その一つひとつの層を尊重することです。」

回復と仕上がり:知っておきたいポイント

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二重まぶた

どちらの方法にも共通する大切なポイントは、焦らず「回復を待つこと」です。

埋没法の回復経過

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  • 腫れは通常5~7日で落ち着き、多くの方が早く日常生活に戻れます。

  • 切開法と比べると内出血(あざ)は少なめです。

  • はじめはラインがくっきり見えますが、数週間かけて自然な二重ラインになじみます。

切開法の回復経過

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  • 腫れや内出血は強めで、人前でも気にならない程度になるまで通常2~3週間かかります。

  • 組織の治癒が進み、傷跡が落ち着くにつれて、最終的な仕上がりは3~6か月かけて完成します。

  • 初期にはつっぱり感やしびれを感じることがありますが、時間とともに着実に改善します。

目は一人ひとり、治り方が異なります。左右の対称性は術者の技術だけでなく、治癒の過程で各まぶたの組織がどう反応するかにも左右されます。そのため、術後のフォローアップ(再診)がとても重要です。必要に応じた微調整と丁寧な経過観察により、最終的に自然でバランスの取れた仕上がりにつながります。

なぜ精密さが重要なのか

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韓国は二重まぶた手術の世界的中心地で、毎年何千もの手術が行われています。しかし、すべてのクリニックが同じ考え方で取り組んでいるわけではありません。

Hugo 美容外科では、画一的なやり方はしません。高い二重幅(ラインの高さ)はある方には映えても、別の方には不自然に見えることがあります。目指すのは「西洋風の目」ではなく、最初から自分のものだったかのように自然で調和のとれた目元です。

他院で手術を受け、「やりすぎに見える」とご相談に来られる方もいらっしゃいます。多くの場合、問題は技術そのものではなく、個別のデザインや調整が不足していることにあります。二重のラインを高く設定しすぎたり、まぶたの皮膚や脂肪など組織の厚みを考慮せずに糸を留めたりすると、お顔全体のバランスに合わない仕上がりになることがあります。

だからこそ、カウンセリングがとても重要です。私たちのクリニックでは、施術と同じくらい、評価・デザイン・計画に時間をかけます。高解像度の撮影とシミュレーションで仕上がりを確認し、二重幅(ラインの高さ)や形、左右のバランスについて患者さまと丁寧に話し合います。私たちにとって、まぶたの手術(眼瞼手術)は、単に切ったり縫ったりすることではなく、一人ひとりの解剖学的な特徴という「体の言葉」を読み解くことなのです。

修正手術:思い通りにならなかったときに

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あまり公に語られないテーマのひとつに「修正手術」があります。韓国ではまぶたの手術が非常に一般的なため、残念ながら、精密さよりもスピードや費用を優先するクリニックで手術を受け、結果に満足できないケースが時々見られます。

次のような場合に修正が必要になることがあります:

  • 二重のラインがゆるんだり消えてしまった(糸だけで留める方法〈埋没法〉が不適切に行われた場合によく起こります)

  • まぶたの左右差が目立つ

  • 瘢痕や癒着によって不自然な折り込みができている

  • 二重の位置が高すぎて、目がくぼんで見えたり不自然に見える

修正手術は初回手術よりも複雑です。瘢痕組織や、手術で変化したまぶたの構造、過去に置かれた糸の位置などを、細心の注意を払って扱う必要があります。Hugo 美容外科では、ヤン医師が難しい修正症例を多く担当しており、切開法と矯正の方法を組み合わせて、自然な二重ラインの回復を目指します。

まとめ:切開法と埋没法

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どちらの方法が絶対的に優れている、というものではありません。本当に大切なのは、あなたの魅力を自然に引き立て、ライフスタイルに合った持続性を叶える二重ラインはどの方法で実現できるかという点です。

二重まぶた手術をお考えなら、単に手術をするだけでなく、時計職人が歯車を見極めるような細やかさで、あなたのまぶたの構造をしっかり診てくれるクリニックを選びましょう。Hugo 美容外科では、ヤン・ソンヒョク医師と専門チームが、一人ひとりに合わせた二重まぶた手術を専門に行い、精密さとバランスにこだわり、あなたの個性を引き立てる二重ラインをデザインします。

✨ 選択肢を詳しく知りたい方は、江南(カンナム)のHugo 美容外科でヤン医師にご相談ください — 専門的なケアと自然な美しさが出会う場所です。